遅まきながらこのブログを Shifter に移行しました。
某カスタマーサクセスの人にブログ書いてと言われたのですが、Shifterでのサイトの作り方や移行、Tipsについて書かれているブログもあるのですが、コスト面についてあまり書かれてるブログが少なかったようなので書いてみようと思います。
(プラグインや設定のコツなどは別記事にします。)
なお、金額を記載する部分がありますが執筆時点(2019年9月4日)でのプランになりますのでご了承ください。
目次
AMIMOTO セルフホスティングでのコスト
金額
AWS のAMIイメージ(AMIMOTOセルフホスティング)の利用フィーとAWS EC2インスタンス(t2.micro)が主となります。
EC2インスタンスは以前はリザーブドインスタンスを使って多少安くしていたのですが、更新手続きを忘れたのでオンデマンドインスタンスでの利用賞金で支払いをしてます。
そのため以前書いた記事よりも若干値上がりして、約$18/月となります。
料金以外のコスト
- WordPress(コア・プラグイン・テーマ)のアップデートとそのためのバックアップ(スナップショット)
- SSLの証明書(Let’s Encrypt)の設定と自動更新
- 管理画面への特定IPアドレス以外でのアクセス禁止
- CloudWatchを使ってCPUの監視(落とさないための監視)
- セルフホスティングなのでサーバーOS、ミドルウェアのアップデート(慣れないと辛い)
WordPressのアップデートは管理画面からでもできるのですが、それ以外のSSLやセキュリティ対策、OSやミドルウェアのアップデートはフロントエンドエンジニア上がりのディレクターには作業にかかる時間的なコストが高かったです(慣れない、失敗したらどうしよう、手順が不安 など)
また、バーチャルホストで同じEC2インスタンスに複数のWordPressをインストールしてる場合もWordPressのアップデートなどの複数回作業しないといけなくなります。
Shifterでのコスト
金額
ドメインを割り当てるの前提であればPersonal以上で。私は2サイト運用したかったこと、ずっと使い続ける前提があったのでPersonalを年間契約したので、$15/月です。
料金以外のコスト
既存のWordPressサイトの移行であれば初回のマイグレーションとプラグインやテーマの再検討が必要です。新規・移行ともにカスタムドメインの割り当てが若干大変かなと思いますが、これも初回のみ。
AMIMOTOでやらなければならなかったアップデートやメンテナンス部分はShifterではやる必要がなくなったので、そこのコストは無くなりました。
まとめ
金額的にはShifterの方が若干安くなりました。
ただ、サーバーやWordPressのメンテナンスを考えると金額以上のお得感があります。
Shifterに移行することで、今までできていたこと(テーマやプラグインの機能)ができなかったりといった制限も出てきますが、機能の棚卸の機会にもなりました。
今のところ更新頻度の少ないコーポレートサイトなどが事例として取り上げられますが、個人ブログでも十分要件を満たすと思いますので、「WordPressのアップデート大変」を思ってる方もぜひShifterを検討して欲しいです。