中の人(同僚ですが)にも事前確認や注意点などあればと言われたので、ノーマルなWordPressサイトをShifterに移行する時に留意すべきポイントを書いておきたいと思います。
Shifterでのサイトの作り方やドメインの割り当てなどは割愛しますのでご了承ください。
目次
その1 移行に利用するプラグイン
All-in-One WP Migration
https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-wp-migration/
移行元のWordPressに上位のプラグインをインストールして中身(投稿やユーザー、メディア、テーマ、プラグインなど全て)をエクスポートします。エクスポートしたファイルをShifter側でインポートします。
移行(マイグレーション)にかかる手順はこれだけなのですが、移行元であらかじめ確認・設定しておいたほうが良いポイントがあります。
その2 ShifterのアカウントとWordPressユーザー
Shifterでアカウントを作成するとそのメールアドレスで WordPressユーザーも管理者として作成されます。
移行元とShifterとでユーザーのメールアドレスが同じ場合はWordPressユーザーも同じになるのですが、移行元での権限グループが管理者以外の場合、マイグレーション後ShifterのWordPress環境で操作ができなくなる可能性があります。私の場合、移行元が投稿者だったためShifter移行後テーマやプラグインの設定ができなくなりました。
(こういった場合、Shifterでは管理者権限を付与したエマージェンシーユーザーを一時的に作成して起動ログインする方法があります)
移行元で管理者以外の権限グループだった場合は管理者に変更しておきましょう。
その3 Shifterで使えないプラグインがある
Shifterでは静的HTMLに変換されるため、よくあるメールフォームやコメントフォーム、検索フォームが使えないのはもちろんなのですが、それ以外にもShifterで使えないプラグインがあります。
https://support.getshifter.io/en/articles/1648764-force-disabled-plugins
WordPressのプラグインは非常に多いのでShifterで全てのプラグインの動作を確認しているわけではありません。あらかじめ移行元で全てのプラグインを停止しておいたほうが良いでしょう。プラグイン停止時に設定を削除するプラグインでなければマイグレーション後、プラグインを有効化した時に設定も復活します。
なお、このブログをマイグレーションした時は Crayon Syntax Highlighter が有効化されてると <pre>
タグのあるコンテンツで書き出しが停止されました(つまりShifterでは利用できない)。
まとめ
- Shifterで登録したメールアドレスが移行元のWordPressユーザーで管理者以外の権限グループだった場合は管理者に変更しておく。
- 移行元で全てのプラグインを停止してからマイグレーション用のデータを書き出す
Shifter Meetup ではマイグレーションのワークショップもあるようです。
[9/12 神戸開催] Shifter Meetup West #2 これからのShifter 実践マイグレーション!
https://eventregist.com/e/hCQMtsajUHnA
[10/2 東京開催] Shiftup! Vol6 Shifter 実践マイグレーション!
https://eventregist.com/e/tncYf1FuvSj9
中の人やすでにShifterでサイトを運用されてる方も参加されるようにですので、この記事以外のマイグレーションのコツなど聞くことができるかもしれません。
この機会にぜひご参加ください。