1/17、18に行われた「CMSどうでしょう〜MT・WP対決列島札幌編〜」でセッション登壇予定でしたが、悪天候のため飛行機欠航というどうにもならない事情で、北海道遠征自体をキャンセルしました。
悲報。
千歳が雪のため飛行機欠航。
北海道いけなくなりました— gatespace(五十嵐和恵) (@gatespace_k) January 17, 2015
セッションは 宮さんと 小賀さんに変わってもらいました。
宮さんのスライド「WordPress開発の最新事情」
小賀さんのスライド「Media Assembly Kit」
WordPress JSON REST API を使えば、デバイスに依存しない、そもそもサイト構築にWordPressのテーマすら要らなくなる(PHPイラネ、HTMLとJSとCSSでOK)、という従来のWordPressテーマ構築の概念を覆します。
例えば
- WordPress運用サーバーと、表示用Webサーバーを物理的に分ける。表示用のサーバーではJSON REST API経由でデータを取得。htmlとjsとがあれば良い。例として、運用サーバーは EC2(網元)、表示サーバーは S3(静的ファイルのみ)。
- スマートフォンアプリ(ニュースアプリ)で、JSON REST API経由でデータを取得。
- アプリケーションを作ってJSON REST API経由で投稿
といったことが可能です。
「Media Assembly Kit」に関してはフロント周りはメインで開発していたこともあり、自分の口で発表できなかったことがちょっと残念でもあります。
デモサイトはフル Ajax サイトです。
「Media Assembly Kit」では WordPress JSON REST API のみではサポートされていない、カスタムメニューやウィジェット、広告管理機能やテーマオプションを実装。プラグインでエンドポイントを追加し、これらのデータをAPI経由で取得するようになります。
これにより、例えばメニューをWordPressダッシュボードで追加しても、表示側にも反映される仕組みです。
「Media Assembly Kit」のプラグインとテーマはGitHubで公開しています。
テーマもWordPressのテーマとなっていますが、あくまでバックエンド(ダッシュボード)において、ユーザーが設定した項目をJSON REST APIで取得できるようにするためのもので、実際にはHTMLテンプレートを書き出す「元」という位置づけです。
フルAjaxのサイトをつくろうと思えば、そこからサーバー側の設定が必要です。
私のこだわりで JSON REST API(HTMLテンプレート)を使わなくても、単体のWordPressテーマとして使えるようにはなっています。
この辺りの技術的な部分は、後々公式サイトやGitHub Wiki などでフォローしていければと思います。
長くなりましたが、主催された スカイアークシステムの永谷さん始め、関係者の皆様、参加された皆様。お疲れ様でした。
P.S. そのうち北海道はリベンジしたいです。